流動食の種類
噛まずに飲み込んで摂取できるタイプの食事として知られているのが、流動食です。
非常に消化が良く口当たりも良いことから、食欲が無い方にもおすすめの食事スタイルとして重宝されています。
そんな流動食ですが、流動食と一口に言っても、大きく分けて3種類があるため、それぞれの違いを理解しておくことが大切です。
まず病院などでも出される事が多い、ポピュラーな流動食として知られるのが、普通流動食になります。
果汁や牛乳などを始め、重湯や具なしの野菜スープなど、手軽に飲み込める液体状の飲み物、食事を始め、茶碗蒸しや、ヨーグルトなどの食事もこちらになるでしょう。
水分量が非常に多く、水分補給目的でも利用されることが多い流動食です。
次に、濃厚流動食と呼ばれる流動食です。
こちらは1ミリリットル辺りに1キロカロリーもの栄養が含まれている流動食で、効率良くエネルギー補給を出来ると共に、タンパク質やビタミンなど、必要な栄養素も簡単に取れるのが魅力です。
各メーカーから販売されていますので、購入するだけで気軽に、飲む感覚で摂取を出来るでしょう。
そして、特殊流動食です。
ナトリウム制限を目的として作られた流動食で、腎臓病や循環器疾患、膵炎などの病気を患っている方などが摂取する流動食として知られています。
食事制限をする際に、手軽に取れるエネルギー食として利用されており、炭水化物やたんぱく質を、効率良く摂取することが可能です。
流動食を作る際のポイント
普通流動食の場合は、自宅でも簡単に作る事が出来ます。
流動食を作る際のポイントは、1にも2にも柔らかさです。
飲み込んで食せるかどうか、少しでも噛まないといけないタイプの食事は流動食にはなりませんので、注意をしましょう。
ですが、流動食は何でもかんでも柔らかくすれば良いと言う事ではありません。
色合いや味わいなどが美味しくないと、食べるのが苦痛になってしまいますので、味わいはきちんと調整をしましょう。
普通の食事と同じように、色合いや見た目も重要なポイントですので、流動食作成時には意識することがおすすめです。
簡単おすすめ野菜ポタージュ
簡単に出来るおすすめ流動食が、野菜ポタージュになります。
作り方は、ニンジンやジャガイモ、タマネギやセロリなど、ある野菜を片っ端から細かく切り、ミキサーにかけて液体状にしたら、牛乳とコンソメスープの素を入れたお鍋に入れて煮込んで完成です。
野菜のうま味もタップリ、味わいも美味しく栄養も満点で、手軽に美味しく作れる流動食ですので、初めてのかたにもおすすめ!