軟菜食ってどんな食事?作る時のポイントは?
軟菜食とは、読んで字の如く、柔らかい食事のことを指します。
おかずなどを柔らかく作る事で、固い食べ物が食べられない人を始め、胃腸が弱く消化吸収能力が衰えている方など、食事に苦労を抱えている方をサポート出来る食事として重宝されているのです。
普通の食事と調理方法が異なるだけで、基本的には同じ食事内容になりますので、より固形物に近い食事を楽しめる方には、ぴったりの食事といえるでしょう。
軟菜食にはおかゆを合わせる事が基本で、その他のおかず類を、食べやすいように調整していきます。
食材を選ぶ際は、お肉はしゃぶしゃぶ用の薄切り肉などを使うことがポイントです。
トマトやなすなどの皮がぶ厚いタイプの野菜は、出来れば事前にピーラーで皮ごと剥いてしまいましょう。
調理方法は煮込みや茹でを中心に、野菜は繊維に対して直角に切る、ごまなどの細かくて歯の隙間に入り混みやすい物はすり潰すなど、ちょっとした技を取入れると、軟菜食マスターになれます。
味付けは濃くなりすぎないことは勿論、脂っこくなるのを避け、さっぱりと食べられるように工夫することが大切です。
おすすめ軟菜食レシピ
手軽に出来るにも関わらず、美味しく食べられる食材はいくつもあります。
例えば、すり下ろすだけで完成のとろろを始め、ヨーグルトやアイスクリームなど、そのまま食べられるタイプの食材もあるでしょう。
カレーやポタージュなども、具材を小さく柔らかく煮ることで、飲み込みやすく、美味しく食べる事が出来ます。
手軽に作れる人気の軟菜食として知られているのが、里芋の田楽です。
皮を剥いた里芋を柔らかくなるまで茹でたら、鍋に、赤味噌、砂糖、みりん、水を入れて、弱火得混ぜ合わせ、里芋を食べやすい大きさに切り、お皿に盛付けたら出来上がりになります。
里芋のほろほろとこぼれる柔らかい触感を始め、和風の美味しい味わいにはまる、手軽に作れる1品といえるでしょう。