エンディングノートとは
エンディングノートは、終活をする際の重要ツールの1つで、終活をどこまで行ったのかメモとして活用できる、ノートとして知られています。
メモ書きとしてのみならず、死ぬまでにやっておきたいこと、終活でやるべき事をリストアップしておくことが出来ますので、エンディングノート作成をきっかけに、人生の見直しを出来ると言っても過言ではありません。
また、自身が見るだけでは無く、エンディングノートは、遺される家族もチェック出来る点がポイントです。
家族が後からノートを見た際に、遺産に関する問題や手続き、葬儀の準備などがどこまで進められているのを判断しやすく、家族の負担を減らすことが出来るでしょう。
このノートそのものが遺品として遺りますので、家族の思い出として残るのも魅力です。
エンディングノートの書き方
エンディングノートでは、終活をどこまで行っているのか、1つ1つを具体的に記入していきます。
例えば最初のページに、死ぬまでに行いたい終活準備の内容をリストアップして掲載したら、準備が出来た物から、チェックをするというような、リストを作成しましょう。
次のページから、準備はどの様にしたのか、いつどこで誰としたのか、というように、メモ書きをしておくと便利です。
葬儀準備の場合、葬儀会場決めや、葬儀に利用する写真、死後に連絡を取って貰いたい人、お墓の場所や、葬儀の支払いに関して等、細かく記入すると、後から見たときに一目瞭然となります。
どこに何がしまってあるのか、自分の死後、この事に関しては誰に連絡をすれば良いのかなど、細かい場所、連絡先なども、キチンと記載しておくことが大切です。
他にも、家族に遺しておきたいメッセージなどがあれば、気軽に記入しておきましょう。
後から家族が見ることを考えて、楽しいコメントを遺していく方もいます。
エンディングノートには制限が無く、基本は自由に書いて良い物ですので、楽しみながら作成することがおすすめです。
エンディングノートのメリット
エンディングノートでは、自分に対してのメリットと、遺された家族に対してのメリット、2つの視点から感じられるメリットがあります。
ご自身のメリットとして挙げられるのは、自分の人生を見直すきっかけとなる点と、自分の人生の終わりを、自分の思うように締めくくれる準備が出来るという点が、主なメリットです。
エンディングノートを作成することで、やりたいと思っていたことがある事を思い出し、実際にやってみるなど、人生を謳歌するきっかけに繋がった方も少なくありません。
また遺された家族がエンディングノートを見ることで、どの様にして葬儀を行って欲しいのか、誰に連絡をして欲しいのかなど、ある程度の道筋が描かれていますので、負担が減ると共に、より本人の遺志に沿った状態で事後の処理を行なえます。
亡くなった後に本人から直接聞けない分、エンディングノートを通じて指示が書かれていると、何かと安心出来るといえるでしょう。