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シニア夫婦の卒婚の考え方

シニア夫婦のあり方の1つとして近年増加傾向にあるのが、卒婚です。
その名の通り、結婚生活を卒業して、お互い別々に暮らすというライフスタイルになりますが、この卒婚を望む夫婦は実は多く、特に、女性側が望む事が多いといえるでしょう。

ですが勘違いをしてはいけないのが、卒婚はあくまで、前向きな別居ということです。
離婚とは異なり、卒婚は籍はそのままに、住む場所だけを変えるライフスタイルですので、決して夫婦という関係が無くなる訳ではありません。
夫婦という関係を破綻させないために、お互いが離れて暮らすことで、お互いの良さを再確認するために、この卒婚は取入れられているといえるでしょう。

その為卒婚では、他の異性と浮気をするのは厳禁です。
不貞行為として訴えられてしまいますので、他に付き合いたい人や結婚したい人がいるのであれば、早い段階でお互いの関係を切りましょう。

卒婚でお互いの関係性を見直す

卒婚を始めることで、お互いの存在の大切さを実感し、お互いの関係性を見直す良いきっかけとなったと感じているご夫婦は少なくありません。
お互いに今まで助けてもらって居た、経済面や家事の面など、自分自身でどうにかしないといけなくなることが増えたことで、いかにいままで助けてもらっていたか、身に染みて実感出来るのです。

もちろん、離れて暮らすことで、ストレスフリーになり、結果離婚に進むというご家庭もあります。
こちらはあくまでご家庭によって異なりますが、離れて暮らして自分自身の事も冷静に見つめ直した結果、夫婦関係を無理して続けないでもOKという結論にいたってしまうのです。

経済的余裕が無いと出来ない

卒婚は、それぞれがそれぞれに生活を送りますので、家賃を始め、水道光熱費など、生活費も倍になります。
経済的余裕が無いと、そもそもこのような暮らし方は選べませんので、卒婚を望む場合、一定の経済力を用意する事が重要です。
住む場所やライフスタイルによっても異なりますが、最低でも、年収200万円ほど稼げるようになれば、生計を立てることが出来るでしょう。